聖伝
| □ このコミックこんなコミック □ | 得点 |
| 多様な愛のかたちを見ることができます | ９１点 |
| 順位 | キャラ名 | このキャラのここに注目 |
| 1位 | 帝釈天 | ただ「約束」のために生きるとは・・・深い |
| 2位 | 乾闥婆王 | こんな生き方してみたい |
| 3位 | 増長天 | 外見どうりアニキキャラ |
| 4位 | 夜叉王 | 阿修羅を想う気持ちはすでに母親の域 |
| 5位 | 迦陵頻伽 | ただ、ただ不憫・・・ |
| 阿修羅 | 夜叉王とは既に親子の域を超えている |
| 蘇摩 | 凛々しい隠密？ |
| 龍王 | 六星のムードメーカー |
| 迦楼羅王 | 妹を想う姉は強し |
| 孔雀 | 運命を見守るアウトサイダー |
| 阿修羅王 | 受け？攻め？どっち？ |
| 舎脂 | 悪女を絵に描いたようなキャラ |
| 天王 | 温室育ちの心優しい子 |
| 広目天 | 意外とあっさり逝った四天王の一人 |
| 九曜＆般羅若 | 星見の姉妹 |
| 毘沙門天＆吉祥天 | 最後に想いが通じ合うが・・・ |
| 倶修摩天＆迦羅 | 互いに嘘をつきあうとは二人とも素直じゃないな |
| 羅刹＆沙羅 | こんな夫婦に憧れちゃいます |
| 天帝＆尊星王 | 実の姉弟の禁忌の交わり |
| 技藝 | おとといおいで |
| 愛染明王 | 登場が巻末だけなんて、かわいそう |
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レビュー |
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| ◇あらすじ◇ 運命の輪は回る。果たして運命の軌道を変える事は出来るのか。 ◇キャラ紹介◇ 帝釈天 阿修羅王と交わした「約束」のためだけに生きている現天帝。 恐怖政治を敷いて六星が集結しないようにしたらしいがこの設定には多少無理があったような・・・ 最終巻では人間味のあるキャラとして描かれており、乾闥婆王に自らの血を飲ませようとした蘇摩に対しての言葉がミヅキには印象的でした。（さり気なく乾闥婆王と蘇摩の遺骸を寄り添わせたりして愛を一番理解していたのは実は帝釈天なのでは？） 乾闥婆王＆蘇摩 ミヅキはこの二人の戦いとその結末が聖伝の中でもっとも心に残りました。 一族の仇を討つために帝釈天との戦いを決意する蘇摩。強い者について行くという誓いを自らたて、その誓いに従い父親を殺した帝釈天に仕える乾闥婆王。 生き方が全く違う二人ですが互いに強く想いあっています。 蘇摩が帝釈天に勝てないとわかり、せめて自らの手で葬ろうとする乾闥婆王の気持ちはミヅキにはよくわかります。乾闥婆王が自らの誓いと蘇摩への愛のどちらを取るかが注目でしたが、最終的に乾闥婆王は両方を取った形になったのではないでしょうか。 夜叉王＆阿修羅 もう説明はいらないでしょう。 母親にさえいらないと言われた阿修羅にとって自分を必要としてくれる夜叉王の存在はとても大きいものです。そんな二人の絆が運命の軌道を変えます。 ◆キャラ総評◆ 全体としては各キャラの人格設定がしっかりしていて作品全体を完成度の高いものにしています。ただ、キャラ数から考えると話が急展開するので背景がよくわからないキャラも出てしまっていますが、それぞれのキャラの生き様が作品を彩ります。 ◇総評◇ この作品はミヅキのお気に入りの作品です。 絵はまさに９０年代風味なんですがミヅキは内容に注目してほしいと思います。 聖伝では多くのキャラが登場しますが大抵のキャラは他のキャラと対になっています。そうした中で様々な愛の形を見ることが出来ます。 各キャラが自分の信念に基づいて行動した結果そうした様々な愛が生まれたのでしょう。 ミヅキは聖伝を内容で勝負した貴重な作品だと思います。 |
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| 最後に一言 | 愛する者のいない世界に一人残るのは辛く・・苦しいことだ・・ |