□ このゲームこんなゲーム □ | 得点 |
BETAとの戦いは鬱がいっぱい | 98点 |
レビュー |
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アージュのあいとゆうきのおとぎばなし さすがのアージュが作っているので演出は特上 今作から始める人はいないでしょうが「マブラヴ」のプレイは必須です。 序盤 プレイ開始 〜 総合演習 武がアンリミテッドの記憶と体力を持ち越しているので前に体験した事象を違った視点から体感できて未来を知っているというおもしろ味を味わえます。さらにアンリミテッドではお荷物だった武が頼れる男のポジションに位置づけられているのも特徴。 ただ、未来を知っていてそれを変えることへの使命感から武の思考が焦燥+硬直傾向にあるのでアンリミテッド編のような隊のメンバーと一体となって必死に何かに取り組む姿勢が無いのは残念。 中盤 クーデター勃発 〜 帰還 オルタネイティヴオリジナルのエピソードが展開され始めます。ここからは武の知らない未来に変化しているので他のキャラへの優越性がほとんどなくなります。そしてBETAの初登場+最初の犠牲者の発生(大抵のプレイヤーは精神的負担がかかるはず)でシナリオの重みが上がります。ここからが本格的なオルタネイティヴオリジナル路線ですが全体を通してこの中盤が一番鬱属性が強いです。 終盤 ヴァルキリー隊入隊 〜 エンディング 他のシリーズからのゲストキャラも加わって賑やかになります。一番充実した作戦である佐渡島攻略作戦を期に続々と死者が発生。その後は隊のメンバーとの交流より純夏との交流に重点を置いているので少し物足りない感じです。因果導体の説明が多すぎるのも残念。ですが戦術機のコクピット演出や戦闘演出は秀逸です。桜花作戦ハイヴ突入後描写の大幅なカットは臨場感が出ないので削るべきではなかったと思います。 [総評] シナリオは予想していたよりも堅実路線でBETAの正体もほぼ予想通りでしたが演出等が秀逸なため名作といえるでしょう。 シナリオは1本道でハッピーエンドとはいえませんがエンターテイメント性が非常に高く、他の作品とは一線を画しています。 極度に鬱展開やヒロインの死が苦手な人以外はプレイすることを強くオススメします。 |
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最後に一言 | おとぎはなしではないけど名作 |