どらぺこ! 〜おねだりドラゴンとおっぱい勇者〜

□ このゲームこんなゲーム □ 得点
エロエロ王子とはらぺこドラゴンの物語 65点

お気に入りキャラ・ランキング

順位 キャラ名 このキャラのここに注目


1位 クゥ げぼぼぼぼ…… に萌えた
2位 セキエイ 実は年上。年中エロ娘
3位 シャル 実は純情。ヤンチャメイド
4位 ソース 素材は良いはずなのに…なぜか響かない
5位 トオル いらない子

ランキング外キャラ紹介

アルマ なぜアルマ(姉)ルートが無い・・・

レビュー

アリスソフトのアイテムを手に入れ分岐を切り開くAVG
確かに今作は軽いノリで何も考えずに楽しめる。過去のアリスソフト作品では「ももんが」「ばにしゅ」に近く、これらのフルプライス版と考えてよいだろう。作中にはたくさんのネタ(パロディ)が仕込まれているのでこれに何の違和感もなく飛び付ける人には良作になったのではないだろうか。個人的にはいきなり「ここが笑う所ですよ」と無理やり挿入されるネタに辟易した。所詮、ネタの面白さは本家あってのもので、今作はネタに作品自体を食われていると感じた。作品の世界観「システムの管理下において何度も破壊と再生を繰り返す世界」と「霊王類」の設定は面白く、作中に登場する伏線がしっかりと回収されている点は評価できるが、伏線の張り方が露骨。クゥに序盤からやたらと「旧文明が〜」「ダウンロード〜」と何回も言われると世界観がグチャグチャになる。そして破壊と再生を司るシステムが最終的に何を目的(人類をどうしたいのか)が不明瞭なのも釈然としなかった。最後のアルマ(神)ルートをもっと深く掘り下げると作品の質が良くなっていたはず。トゥルーエンドを見ても達成感というよりは「あっそ、結局単純明快エロエンドなのね」としか感じなかった。
シナリオも終盤にとにかく詰め込んだ感が大きく、「盟主ヴァンパイア?」いきなり出てきて何やってんの?しかも重力砲の一撃であっさりと消滅?。「実はぬいぐるみがフェニックスだったんだよねぇ?」は?ぽっと出にもほどがあるぞ。と、どのルートも最後の盛り上がりに欠けていつの間にかエンディングを迎えています。
物語の舞台もほとんど下町がメインで広がりに欠ける&霊王類等で風呂敷を大きく広げた割には他国からの干渉や途中から登場するキャラも少なく設定倒れで世界観に実質の広がりがない(言葉で語られるだけ)。ドラゴン玉の回収でシナリオの大半を消化してしまうところなんかは、デモンベインの序盤(ネクロノミコン回収)だけを延々と見せられている感じだ。設定等にはある程度の面白さを感じるがフルプライス版として評価するなら明らかなボリューム不足&駄文が多く世界観の見せ方やシナリオ緩急&山場の見せ方も下手(というより、全て予想の範囲内で面白みがない)。
戦闘は本当に無価値。なぜ入れる必要があったのか理解に苦しむ。アイテムを使用してパズルのように戦う等の戦闘なら入れる価値はあったと思うが、あんなジャンケンは誰も望んでいないし開発も無駄。それだったらマルチシナリオのボリュームを増やす等の措置を講じてほしかった。
ヒロインはクゥ・セキエイ好き、シャル・ソース可、トオルがただの無駄な脂肪の塊にしか見えない。「勇者の力」…なんて言っていてもその力が発動するのは最終章だけでそれまではただのウザイ大飯食らいのゴリラで勇者の力が発動すると人格が神に乗っ取られるって…トオルの存在価値ないよね?
アリスソフトは昔のようにAVGは全て低価格ソフトだけにして、年周期で大作RPGを発表するスタイルに戻したらどうだろうか?最近のアリスソフトを見ているとAVGだけで勝負するには色々と足りない気がする。
最後に一言 もっとアルマの甘やかしが見たかった…

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