ク・リトル・リトル 〜魔女の使役る、蟲神の触手〜

□ このゲームこんなゲーム □ 得点
己の願いを叶える為少女達は闘い続ける 68点

お気に入りキャラ・ランキング

順位 キャラ名 このキャラのここに注目


1位 オーガスト 倣岸不遜と思いきや実は普通の女の子
2位 こいぬ 純真と見せかけて実はヤンデレお兄ちゃん妹
3位 兎子 作中一番の薄幸。実は妊婦
4位 チヒロ 夢の中の異分子。こいぬラヴ
5位 先輩、√が無いから影が薄いです

ランキング外キャラ紹介

あんじぇ わかりやすい悪役
クレオ これはもうキャラ類型にバッチリ嵌っている
ランディ どうでもいいただのしゃべる犬
クズコ スカトロ神
たんぽぽ ただの当て馬
長政姉弟 なんて凶悪な魔力なんだ・・・男まで、アッ――――
タエ 最後がお前かよorz

レビュー

ブラックサイクの伝奇系触手バトルAVG
√がアオゾラとヨゾラの2本に分岐する選択式AVG。アオゾラ√は陵辱軽めでヒロインのセリフの意味が良くわからないことが多々ある。ヨゾラ√ではほとんどの登場人物が身体的にどこか欠落していてアオゾラ√では意味の通らなかったセリフが意味を成してくる。ヨゾラ√が本作のメイン√といえるだろう。
ブラックサイクお約束の陵辱シーンはアオゾラ√はほとんどなし。ヨゾラ√はスカトロが今回の目玉に近く、後は異形妊娠、触手。他のサイク作品に比べると陵辱が現実的。
ヨゾラ√は体に問題を抱えている登場人物がほとんどなのでそういうのが苦手な人にとってはかなりの苦痛になることが予想される。
シナリオは「閉ざされた世界」「輪廻する戦いの宿命」「リセット可能」や「触手姫の対立」など面白い素材を使っているのにつまらなかった。原因として考えられるのは@唐突なバトルが多くそれぞれの信念の対立が無い状態でなんとなく戦い魔力吸収のため陵辱Aどちらかの√をプレイしてしまうと大筋がわかってしまうので微妙な差異を感じるためにもう1周するという発展性の無さB全体的なプレイ時間の短さ。全てをまとめて一言で言うと「描写不足」。この一言に尽きる。だから作品も薄っぺらい印象がする。
アオゾラとヨゾラの微妙な差異を演出するのが今回の作品コンセプトなのかもしれないが面白い作品を作りたいのであればもっと展開を変えるべき。そうしないと必ずどちらかの√が蛇足になってしまう(今回はアオゾラが蛇足に該当)。アオゾラは皆で力を合わせて大団円、ヨゾラは誰とも手を組まないで唯一の勝者を目指す、など。ループの使い方ももう少しうまく使ってほしかった(ヨゾラ√がこいぬの願いによって生まれた√であることは分かるがもう少し細かいギミックとしてループを織り交ぜてほしかった。玲壱とオーガストがループに気付いてこいぬに立ち向かう・・・とか)
バトルを売りにしている割にバトルの必然性を感じる場面が少なく、ただシナリオを前に進めるために戦って脱落者をだしていると感じた。バトルを期待してプレイすると失望必至。もっと登場人物同士の確執や友情、因縁などを深く掘り下げて描写すべきだった。この描写があれば盛り上がり場の熱さももっと上がっただろう(個人的には盛り上がり場の熱さは全てBGMとデンカレのおかげだと認識していてシナリオによる功績は微々たるものだと認識)
クトゥルー神話の要素は必要なかったような気がする。クトゥルー神話といっても単語が使用されている程度なので全く別物にして自分達で考えた単語を使った方が独自色が出て良かったと思う。そしてこの戦いの大元である神を作中に登場させてしまっていることでなんとも安っぽいB級作品のような終わり方になっていてプレイ後の爽快感がゼロ。(「ゴア」や「MDB」にあった浄化感がないのでどこが終わりなのかわからないまま「えっ!?これで終わり?」と叫びたくなった。まぁライターが違うから仕方がないがこのまま現行のライターで行くのであればブラックサイクの今後が大いに心配
最後に一言 デンカレの主題歌が無ければ相当残念な作品

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